組織を変えようとして、最初に「施策」を考えていませんか?

はじめに
「組織をもっと良くしたい。」
そう思ったとき、多くの経営者が最初に考えるのは、
- 評価制度を見直そう
- 1on1を始めよう
- 管理職研修を実施しよう
- 会議を変えよう
- 理念を浸透させよう
といった「施策」です。
もちろん、どれも大切な取り組みです。
しかし、私たちは組織づくりのご相談を受ける中で、一つ感じることがあります。
「施策を変えたのに、組織が思うように変わらない。」
そんな会社は決して少なくありません。
なぜ施策だけでは組織は変わらないのか
組織づくりは、
「何をやるか」が大切だと思われがちです。
そのため現実には、
「なぜ、その施策を行うのか」
が曖昧なまま進んでしまうことがあります。
例えば、
離職率を下げたいから評価制度を見直す。
会議が長いから会議改革を行う。
主体性を高めたいから1on1を導入する。
一つひとつは間違っていません。
でも、その施策は、
「どんな組織を目指すためのものなのか」
が明確になっているでしょうか。
課題だけを見ていると、組織は迷子になる
目の前の課題を解決することは大切です。
しかし、課題だけを追い続けると、
組織はいつの間にか
「問題を解決すること」が目的
になってしまいます。
例えば、
評価制度を改善した。
でも次は会議が課題になる。
会議を改善した。
すると今度は管理職育成が課題になる。
もちろん改善は進んでいます。
しかし、
「私たちは何を目指しているのか」
が見えなければ、
いつまでも課題を追いかけ続けることになります。
少し視点を変えてみませんか?
ここで、一度立ち止まって考えてみてください。
もし、
目の前の課題ではなく、
「理想の組織」
から考えたらどうでしょうか。
例えば、
- 社員一人ひとりが自ら考え行動する組織
- 立場を超えて率直に対話できる組織
- 管理職が人を育てることに喜びを感じる組織
- 理念が日々の判断基準になっている組織
そんな未来を描けたとしたら、
評価制度も、
会議も、
1on1も、
その未来を実現するための手段になります。
つまり、
施策は「目的」ではなく「未来へ向かう手段」になるのです。
組織づくりに正解はありません
私たちは、様々な企業をご支援しています。
業種も違えば、
規模も違い、
歴史も違います。
だから、
「この制度を導入すれば必ずうまくいきます」
という万能な答えはありません。
ある会社で成功した方法が、
別の会社では合わないこともあります。
大切なのは、
その会社にとっての理想の未来に合わせて、
組織づくりを設計することです。
「未来」が決まると、課題の優先順位が変わる
未来が明確になると、
不思議なことに、
課題の見え方も変わります。
例えば、
「自走する組織をつくりたい」
という未来が決まれば、
最優先は評価制度ではなく、
管理職の関わり方かもしれません。
あるいは、
会議の進め方かもしれません。
ある会社では、
理念を見直すことが最初の一歩になることもあります。
未来があるからこそ、
今、本当に取り組むべきことが見えてくるのです。
ネクサーブの視点
私たちは、組織づくりを
「課題を解決する活動」ではなく、「理想の未来を実現するプロセス」
だと考えています。
そのため、ご相談をいただいたときも、
最初に制度や施策の話から始めることはありません。
まずお聴きするのは、
「どんな会社にしていきたいですか?」
という問いです。
未来が共有されると、
目の前の課題は、
「解決すべき問題」ではなく、
理想に近づくためのテーマ
へと変わります。
だから私たちは、
未来から時間を流し、
経営者と同じ景色を見ながら、
組織づくりを伴走していきたいと考えています。
より詳しく知りたい方へ
組織づくりの考え方については、こちらの記事でもご紹介しています。
⇒「なぜ社長の想いは社員に伝わらないのか?」
⇒「「うちは風通しが良い会社です」と思っている会社ほど危ない理由」
⇒「中小企業が成果を出す『組織開発』入門」
⇒「"自律型組織" がうまくいかない会社の共通点」
まとめ
組織を変えようと思うと、
私たちはつい
「何をやればいいのか」
を考えてしまいます。
しかし、
本当に大切なのは、
「どんな組織を目指したいのか」
を明確にすることです。
未来が決まれば、
課題の優先順位が見え、
必要な施策も自然と決まってきます。
だからこそ、
組織づくりは施策からではなく、
未来を描くことから始める
それが、私たちネクサーブが大切にしている組織づくりの考え方です。

まずは、あなたの「心から実現したい未来」を
お聴かせください
具体的な施策が決まっていなくても構いません。
整理されていなくても問題ありません。
対話を通じて、これから進むべき方向を
一緒に描くところからはじめましょう。


