「良い会社」にしたいのに組織が変わらない理由

はじめに
「もっと働きやすい会社にしたい。」
「社員が安心して長く働ける会社にしたい。」
そんな想いを持って、組織づくりに取り組んでいる経営者は少なくありません。
例えば、
- 給与を見直した
- 福利厚生を充実させた
- 評価制度を整えた
- 研修を増やした
- 1on1を始めた
どれも、社員のことを考えた素晴らしい取り組みです。
それでも、
「思ったほど組織が変わらない。」
「以前と同じような課題が繰り返される。」
そんな声を伺うことがあります。
では、なぜでしょうか。
「良い会社」は誰が決めるのでしょうか
経営者にとっての「良い会社」と、
社員にとっての「良い会社」。
この二つは、必ずしも同じではありません。
経営者は、
「働きやすい環境を整えた。」
と思っていても、
社員は、
「相談しづらい。」
「自分の意見を言いにくい。」
「何のために仕事をしているのか見えない。」
と感じていることがあります。
制度が整っていることと、
働きがいを感じられることは、
同じではありません。
制度は「環境」を整えます。でも、組織を変えるのは「体験」です。
制度には大きな価値があります。
公平な評価制度。
充実した福利厚生。
柔軟な働き方。
どれも欠かせないものです。
しかし、
社員が会社を「良い会社だ」と感じるのは、
制度そのものではなく、
その会社で日々どんな体験をしているかです。
例えば、
- 困ったときに相談できる
- 挑戦を応援してもらえる
- 失敗しても一緒に考えてくれる
- 自分の仕事が誰かの役に立っていると感じられる
そんな体験の積み重ねが、
「この会社で働き続けたい。」
という気持ちにつながります。
少し視点を変えてみませんか?
組織づくりというと、
私たちはつい、
「何を整えるか」
を考えます。
でも、
その前に考えたいことがあります。
それは、
「社員に、どんな毎日を過ごしてほしいか。」
という問いです。
毎日の仕事の中で、
どんな対話が生まれ、
どんな関係性が築かれ、
どんな気持ちで一日を終えてほしいのか。
そのイメージが明確になると、
制度やしくみは、
その毎日を実現するための手段になります。
社員にどんな毎日を過ごしてほしいですか?
そして、その毎日の積み重ねの先に、
どんな組織になっていたら嬉しいですか?
良い会社は「完成形」ではありません
「良い会社をつくろう。」
その言葉はとても前向きです。
でも、良い会社とは、
完成された会社ではありません。
課題があっても、
それを一緒に考えられる。
失敗があっても、
そこから学べる。
立場が違っても、
率直に話し合える。
そんな組織は、
決して「問題がない会社」ではありません。
むしろ、
問題に向き合える会社です。
だからこそ、
組織は少しずつ育っていきます。
ネクサーブの視点
私たちは、「良い会社」とは、制度や福利厚生が充実している会社ではなく、
働く人が「ここで力を発揮したい」と思える会社
だと考えています。
そのためには、制度を整えることも大切ですが、
それ以上に、日々の対話や関わり方、互いを尊重する姿勢、
そして同じ方向を目指しているという実感が欠かせません。
組織は、一つの施策で大きく変わるものではありません。
毎日の小さな体験が積み重なり、
少しずつ文化となり、その文化が組織を育てていきます。
だから私たちは、「何を導入するか」よりも、
「どんな組織を育てたいのか」という問いを大切にしています。
より詳しく知りたい方へ
組織づくりの考え方については、こちらの記事でもご紹介しています。
⇒「社員が辞める会社に共通する "小さな違和感" とは?」
⇒「「うちは風通しが良い会社です」と思っている会社ほど危ない理由」
⇒「なぜ社長の想いは社員に伝わらないのか?」
⇒「"自律型組織" がうまくいかない会社の共通点」
まとめ
「良い会社にしたい。」
その想いは、組織づくりの出発点としてとても大切です。
しかし、
制度やしくみを整えることだけでは、組織は思うようには変わりません。
本当に組織を変えていくのは、
社員一人ひとりが日々どのような体験をし、
どのような関係性の中で働いているかです。
そして、その積み重ねが、
「この会社で働きたい。」
「この仲間と仕事を続けたい。」
という気持ちを育てていきます。
良い会社とは、完成された会社ではありません。
働く人が互いに成長しながら、より良い組織を一緒につくり続けていける会社
私たちは、そのような組織づくりを支援したいと考えています。

まずは、あなたの「心から実現したい未来」を
お聴かせください
具体的な施策が決まっていなくても構いません。
整理されていなくても問題ありません。
対話を通じて、これから進むべき方向を
一緒に描くところからはじめましょう。

